市民参加演劇公演「花咲く港」に寺嶋紀人が出演しました。
「わが町」に引き続き、細川氏演出による市民参加型の舞台第二弾です。

「花咲く港」は戦時中に書かれた戯曲。
新劇をやると昔の人は力強いなといつも思ってしまいます。
生きる力、何とかしようと足掻く力があるなと。

それにみんなが和になって生きているなとも感じます。
「個」が尊重される現代においては良くも悪くも映るかもしれません。

印象的なシーンは主人公である修造が村の人々を見て、
「なんで俺はああなれないんだろう。頭のどこかがおかしいんじゃねぇか」
と、泣き出してしまうところです。

みんなで一丸となること。
何かを信じ抜くこと。

そんな単純なことが出来ない自分への苛立ちや悲しみ。
なんだかわかるなぁと思ってしまうのです。

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Date:2023.2.25-2.26
The original:菊田一夫
Directer:細川貴司(シアターランポン)
Music:ハナカタマサキ
Producer:山下裕矢(香南市夜須公民館)
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URL:市民参加演劇公演「花咲く港」
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夜須町マリンホール